当サイト-DIY’s High-では、「趣味がDIY」という人が増えることを目指します。
そこで今回はDIYの第一歩としても最適な、「机のDIY」です。
この記事ではDIY初心者やDIYをやったことがない、という人でも簡単にできる机の作り方を紹介します。
工具なんて持っていないけどデスクワーク用の机を作りたい方などにおすすめです。
- 特殊な工具必要なし
- 木材のカットはホームセンターでOK
- 脚は金属製の既製品をつけるだけ
- 費用は1万円以下
デスクワーク用の机など、自分の好きなサイズの机を作ってみませんか?
この方法であれば作業時間は半日、予算は1万円以下でも作成することができます。
作例として実際に私が作った作品も記載しますので参考にしてください。
DIYのおおまかな流れ
シンプル机のDIYは以下のステップで行います。
- 机の天板サイズを決める
- 天板の木材を調達&カット(ホームセンターにGo!)
- 脚をAmazonで購入
- 天板と脚をドッキング
以上です。
脚は既製品利用、板のカットはホームセンターでやってもらう、というのがポイントです。
いかがでしょうか。
作れそうな気がしてきませんか?
道具と材料
使用する道具と材料です。
木材のカットはホームセンターでやってもらうのを前提としていますので、のこぎりは不要です。
道具
組み立てに必須の工具はドライバーのみです。
カット面、および表面仕上げ用にサンドペーパーがあるとよいです。
- プラスドライバー(2番)
- サンドペーパー(#240、#400)
プラスドライバーについて
プラスドライバーは、使用するねじの大きさに合わせて0番(小さい)~4番(大きい)まであります。
日曜大工でよく使うのは1番と2番です。
ここでは、径3-5mmのねじに使える2番のドライバーがあればOKです。
(径3mmのねじは1番のドライバーでも締められないことはありませんが、ぴったりフィットしないのでおすすめしません)
私は↓下記のようなドライバー(電設ドライバー)を使っています。
グリップが持ちやすいので。
サンドペーパーについて
サンドペーパーは番手が小さい方が粗く、番手が大きい方が目が細かくなります。
粗目#40~100
中目#120~#240
細目#280~#800
極細目#1000~
今回は木材のカット面を整えるために#240程度、机の表面を滑らかにするために#400程度 があれば良いと思います。
まずは以下のようないろいろな番手が入っているセット商品を買ってみるのがよいかもしれません。
補足:木材を自分でカットする場合
木材をホームセンターでなく自分でカットしたい、という場合は
「のこぎり(手動)」または
「ジグソー(電動)」または
「丸のこ(電動)」
が必要です。
今回のシンプル机DIYでは、手動ののこぎりで大丈夫です。
今後、さらに「棚が作りたい」など、木材のカット箇所が多くなってくるとのこぎりだと大変で、作業で日が暮れてしまいます。
その場合は電動工具(ジグソーや丸のこ)のほうが圧倒的に速く正確に作れます。
DIY初心者の方は、「ジグソー」が比較的安全なのでおすすめです。
材料
- 木材(「集成材」を推奨)
ホームセンターで木材を調達しましょう。
木材はネットでも購入できますが、実際に質感を見た方が好みの木を選びやすいです。
ちなみに「趣味DIY」の私はホームセンター=レジャーランド なのでホームセンターに行くだけでテンション上がります。
●「集成材」がおすすめ
木材は天然木から1枚を切り出した「無垢材」や、複数の板を貼り合わせた「集成材」があります。
ここでは、反りにくくコストパフォーマンスも良い「集成材」をおすすめします。
●厚みは15mm以上が目安
机の天板の厚みは、私の感覚としては12mmだと反りやすく、15mm以上はあった方が良いと思います。
作例では18mmの集成材を使いました。
シンプル机のつくりかた [STEP1~STEP4]
ではSTEP 1~4に沿ってさっそく作成してみましょう!
STEP1:机の天板サイズを決める
まずは欲しい机の天板サイズです。
お好みに合わせて下図の 幅×奥行き を決めます。
●参考:オフィス用机の標準サイズは?
一般的なオフィス机の標準的なサイズは、
幅:120cm
奥行き:70cm
です。
私は以前、幅100cm×奥行き50cm の机で在宅ワークしていたのですが、ちょっと窮屈でした。
私はモニターを1つしか使わないのですが、それでも幅と奥行きはある程度確保したほうが気分がよかったです。
STEP2:ホームセンターで木材を購入、カット
天板サイズは決まりましたか?
サイズが決まったら、サイズのメモを手にホームセンターに走りましょう!
集成材を購入
ホームセンターには大抵、「集成材」のコーナーがあります。
お気に入りの質感の木材を探しましょう。
私は明るい色合いで値段も手ごろなパイン集成材をDIYでよく使います。
ホームセンターにカットを依頼
多くのホームセンターでは購入した木材をカットしてくれるサービスがあります。(私の近所のホームセンターは有料です。1カット50円~100円くらい??)
・・・店員さんに確認してみましょう。
これで机の天板が準備できました!
STEP3:脚をAmazonで購入
脚はAmazonや楽天で購入します。(もちろんホームセンターで購入してもOK)
下記の脚は取り付けのねじも付いてくるのでDIY初心者にも安心です。
さらに「脚を自分で作ってみる」のも楽しいです!
今回の金属製の脚のような形状を、角材を組み合わせてつくれたら最高じゃないでしょうか??
楽しそうだと思った方はぜひトライしてみてください!
STEP4[完成]:脚を天板に固定する(+サンドペーパーで仕上げる)
最後の工程です。
ドッキングしてサンドペーパーで仕上げます。
天板と脚のドッキング
ホームセンターでカットしてもらった天板に、脚をねじ固定します。
ねじは脚についているものを使用しましょう。
付属のねじは、単純に板に固定をするねじと、脚を取り外し可能にする埋め込みナット(鬼目ナット)の両方があります。
簡単なのは単純に固定するねじを利用する方法です。
埋め込みナット(鬼目ナット)を使用するのは電動ドリルが必要です
→以下に記載する作成は埋め込みナットで作っています。
サンドペーパーで仕上げる(完成)
最後に、サンドペーパーで磨いて仕上げます。
1.まずサンドペーパーの#240(粗さが”中目”) をかける(特にカット面)
2.サンドペーパー#400(粗さが”細目”) で仕上げる
「道具」の項でも触れましたが、まず”中目”番手の#240、仕上げに”細目”番手の#400 をかけるのが良いと思います。
以上で完成です!!
塗装をする場合は・・・
今回はシンプルを追求しましたが、塗装やニスで仕上げをするのもCoolです!
特に机を水がかかる可能性がある場所に置く場合は、ニスを塗ると断然耐久性が上がります。
以下のような水性ニスが使いやすいです。
〇水性ニス 透明クリヤー(つや消しでなく光が反射するもの)
〇水性ニス つや消しクリヤー(つや消しのためキラキラ反射しません)
私の場合は、どちらかというと「つや消し」のほうが木の質感が残るためよく使っています。
また、「オイルステイン」塗装については以下の記事も参考にしてください。
以上がシンプル机のつくりかたです。
電動工具を使わずに作れますので、どなたでもトライしやすいと思います。
比較的簡単な内容ですが、自分の好きなサイズや木材で作れる、というDIYの醍醐味を味わえます。是非やってみてください。
【作例】在宅ワーク用の机をつくる
参考までに、今回私が作成した机の紹介です。
脚は取り外し可能にしました。
(作例)STEP1:机の天板サイズ
以前在宅ワーク用の机を作成したのですが、幅100cm、奥行き50cmと小さいサイズが窮屈に感じたので、オフィス机の標準的なサイズ
幅:120cm
奥行き:70cm
とします。
(作例)STEP2:ホームセンターで木材を購入、カット
木材は「ラジアタパイン集成材」を選びました。
パインの集成材は、色合いが明るく加工もしやすいので私はよくDIYに利用します。
サイズは幅91cm×182cm (厚み18mm)
木材の価格は税込み6000円でした。
(作例)STEP3:脚をAmazonで購入
金属製の脚をAmazonで購入します。
脚の高さは68.5cmです。
(作例)STEP4:脚を天板に固定する(+サンドペーパーで仕上げる)
脚を天板に固定します。
脚に付属のねじは、単純に板に固定をするねじと、脚を取り外し可能にする埋め込みナット(鬼目ナット)の両方がありますが、ここでは埋め込みナット(鬼目ナット)を使用します。
まず、脚をねじ固定する位置にしるしをつけます。
次の写真が埋め込みナット(鬼目ナット)とねじです。
埋め込みナット(鬼目ナット)を天板に埋め込むために、電動ドリルで指定された下穴をあけます。
ちなみに私はHiKOKI(ハイコーキ)のコードレスドライバードリルを使っています。
下穴をあけたら、埋め込みナットを六角レンチでねじ込みます。
埋め込みナットが天板に入れられました。
脚をねじ固定します。
脚が天板にドッキングできました。
サンドペーパーで表面を仕上げます。
サンドペーパーの番手は、まず”中目”番手の#240、仕上げに”細目”番手の#400 をかけます。
完成です!!
今回は在宅ワーク用の机を大きくしましたが、個人的に正解でした。
ディスプレイを2つにするデュアルモニター派ではないのですが、やはり机が広いと気分が良いです。
もしこの記事を見て「つくってみようかな」と思っていただいたら、是非是非! やってみてください。
DIY楽しいですよ!
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