DIYで机や棚などを作る際に、「針葉樹」や「広葉樹」を意識したことがあるでしょうか?
大多数の方は特に種類を考えることなく木材を選んでいるかと思います。
私も当初は何となく木材に種類があるくらいにしか思っていませんでした。
でも今は、広葉樹も積極的にDIYに取り入れるようにしています。
広葉樹は木目の美しさ・質感が良いので、一度広葉樹でDIYしてみることをおすすめします。
この記事では、DIYに広葉樹を使うメリット、作例、どこで買えるか、針葉樹との違い 等を記載しています。
DIYで広葉樹を使うメリットと作品例
■広葉樹を使うメリット
広葉樹を使う理由は、やはり見た目の綺麗さ・質感です。
そして、作品が完成した際の満足感が大きいことです。
満足感については例えば、800円の腕時計をしているのと、良い腕時計をしているときの気分の差です(私は腕時計をしないので知らないですが(笑))
■広葉樹でDIYした例
広葉樹で作るとどのような仕上がりになるかの例です。
次の写真は「タモの集成材」で作った靴箱です。
タモは家具などに広く利用されている広葉樹です。
無垢材(一枚板)だと高いですが、集成材(つぎはぎしたもの)であれば手が出せます。
この作品は着色塗装はしておらず、仕上げは透明なつや消しニスのみにしました。
広葉樹特有の落ち着きのある質感がとても気に入っています。
私は針葉樹のパインをよく使いますが、パインは元気いっぱいの明るさ、タモはナチュラルで落ち着いた明るさという感じです。
同様に広葉樹のバーチを使って作ったベッドサイドテーブルの記事は以下です↓
そもそも広葉樹って何?
木の種類には、大きく分けて「針葉樹」「広葉樹」の2つがあります。
英語では 針葉樹=ソフトウッド、広葉樹=ハードウッド と呼びます。
文字通り広葉樹は一般にかたくて重い傾向があります。
針葉樹と広葉樹の簡単な違い
針葉樹は寒冷地や高地に多く、細長い葉を持ち、成長が早い
広葉樹は温暖な地域に多く、幅広い葉を持ち、成長が遅い
針葉樹
葉: 針のように細長い葉を持つ
樹形: 多くは円錐形で、まっすぐに伸びる
気候: 寒冷地や高地に多く見られる
成長: 一般的に成長が早い
具体的な樹種
マツ (パイン)
スギ
ヒノキ
モミ
パインやスギ、ヒノキなどの針葉樹はホームセンターで売られておりDIYに利用しやすい木材です。
ソフトウッドと呼ばれるだけあってやわらかく、加工がしやすいです。
また、価格もお手頃なのでDIYにはうってつけです。
広葉樹
葉: 幅広い葉を持つ
樹形: 不規則な形状が多い
気候: 温暖な地域に多く見られる
成長: 針葉樹に比べて成長が遅い
具体的な樹種
カエデ (メイプル)
ナラ (オーク)
タモ
クスノキ
これらの広葉樹は高級家具にも使われる木材です。
ハードウッドという名の通り、かたくて重いためDIYで加工するのには若干苦労します。
広葉樹は美しい木目が楽しめますが、価格は針葉樹に比べて高くなります。
なお、広葉樹は木目が美しいため私は着色塗装はせずに、クリアオイルや透明なニスで仕上げることが多いです。
広葉樹はどこで買える?
針葉樹のパインやスギ、ヒノキは多くのホームセンターで取り扱いがあり、簡単に購入できます。
一方、広葉樹に関しては小さなホームセンターでは置いていないことも多いです。
そのため、広葉樹を購入する場合は
・大きなホームセンター
・ネット通販
になります。
ちなみにネット通販で私がよく利用しているのは、「マルトクショップ」さんです。
DIYに広葉樹のすすめ -ここ一番では広葉樹を使ってみよう-
広葉樹の良さについて述べてきましたが、やはり針葉樹に比べて価格が高いこともあり手が出にくいかもしれません。
特に「無垢材」は高価になりますので、
広葉樹の「集成材」をここ一番で使う
のが良いと思います。
例えば机の天面だけ広葉樹にするなど、部分的に使用するのもありと思います。
一度使って、その木目の美しさと満足感を体感すると、また使いたくなります。
飽きがこないんですよね。(気分的な問題??)
ぜひ一度DIYに広葉樹を取り入れてみてください。
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