寝室の収納、足元に置きがちにならないでしょうか?
足元に物を置くと見た目が雑然としますし、掃除機がかけにくいという弊害もあります。
そこで、壁につけるタイプのベッドサイドテーブルを自作しました。
この記事では、「ベッドサイドに壁掛けの収納を作りたい」という方のために作り方を記載しました
自作壁掛けベッドサイドテーブルの完成形、サイズ
「壁掛けベッドサイドテーブル」ってどういうもの?
ということで、まずは完成形からです。
完成形
小さな棚を壁にねじ固定するイメージです。

ベッドから手が届く位置に本やスマホを置けるようにしました。
壁につけることで、掃除機がかけやすくなるという利点もあります。
サイズ
今回作った棚のサイズは
幅:250mm(25cm)
高さ:400mm(40cm)
奥行き:218mm(21.8cm)
としました。
次の写真のようなサイズです。

DIYのおおまかな流れ
今回のDIYは以下のステップで行います。

(正確に言うと木材カットのあとにサンドペーパーがけの工程があります。詳細は後に記載します)
道具と材料(サイズ)
使用した道具と材料は以下です。
道具
今回のDIYで使用した道具は
- 電動ドリルドライバー
- 丸ノコ(木材カットのため:のこぎり等でもOK)
- サンドペーパー(#240、#400)
- 木ねじ(長さ38mm←板厚の2倍程度が目安)
です。

木材カットには丸ノコを使いましたが、「ジグソー」やのこぎりでも代用可能です。
また、木材はホームセンターでカットしてもらう手もあります。
サンドペーパーは木材のカット面を整えるために#240、表面を滑らかにするために#400を使用しました。
木ねじは、板厚の2倍程度とするのが一般的です。
今回は厚さ18mmの板を使用、ねじは長さ38mmを使いました。
材料とサイズ
木材はホームセンターで「パイン集成材」(厚さ18mm)を購入しました。
これは先日デスクを作ったときの余りです。
木材は好みに合わせて自由に選べば良いと思います。
パイン集成材は明るい印象で、私はよく使っています。

棚は次の6枚の板で構成されています。

それぞれのカット寸法は以下です。
今回私が作った棚のサイズを記載していますが、もちろんこの通りである必要はありません。

棚部分の作成
まず棚の部分を作成します。
カット、サンドペーパーがけ
カット寸法に合わせて丸ノコで切ります。
カットはのこぎりやジグソーでもOKです。
あらかじめカット寸法を決めておいて、木材を購入したホームセンターでカットしてもらうのもおすすめです。

木材がカットできました。

サンドペーパーをかけます。
カット面を整えるために#240、表面を滑らかにするために#400を使用します。

組み立て
木ねじで板を固定していきます。
長さ38mmのねじを使いました。
ねじの長さは板厚の2倍程度が目安となります。
今回は固定する板の厚みが18mmなので、18mm×2 = 36mm 前後であればOKです。(私はちゃんと守らないときも多々ありますが・・・)

ねじ固定する前に下穴をあけます。
これはねじ固定時の木割れを防ぐためで、木ねじより少し細い径の穴をドリルドライバーやキリなどであけます。
(なお、「下穴は木ねじより大きい径であける」という思想の方もいらっしゃいます)

ねじを電動ドライバーで固定します。
もちろん電動でなくても良いです。

これを繰り返してねじ固定ができました。
これで棚部分が完成です。

ワックス塗布
今回は木の感じをそのまま活かすため、色は塗らずに「蜜蝋ワックス」を塗布します。
蜜蝋ワックスはテーブル等の木材の仕上げに使われるもので、撥水など木材の保護効果があります。
色はほとんどありませんが、しっとりとした濡れ感が出ます。
ウエス(布切れ)に蜜蝋ワックスをつけて塗り込んでいきます。


以上で棚部分が組み立てられました。
壁に取り付け
組み立てた棚を壁に取り付けます。
取り付け予定箇所は次の写真の点線で囲ったあたりです。

棚をねじ固定するにあたり、壁の中の柱の有無を調べます。
壁の中の柱がある部分にはねじがしっかり固定できるのですが、柱が無い部分は「石膏ボード」と呼ばれる部材が貼られており、ねじが効きません。
そこで、「下地センサー」を使って柱のある位置を確認します。

柱の入っている部分は光って反応します。
下地センサーで調べた結果、次の写真のように棚の左側には柱があり、右側には柱が無いことがわかりました。

柱が無い→石膏ボードが貼られているエリア には、専用の「アンカー」を入れることでねじ固定できるようになります。
次の写真のようにドライバーで壁にねじ込みます。

この上からであればしっかりねじ固定できるようになります。

アンカーを入れたので、棚をねじ固定していきます。

棚の左側はそのままねじ固定、右側はアンカーを利用してねじ固定しました。

以上で棚を壁に固定できました。
完成
完成です!

机をDIYした際の残材を使ったこともあり、板の厚みを18mmとしましたが、もう少し薄い15mmや12mmで作成した方がよりスマートな印象になったかもしれません。
いずれにしても、壁に棚を取り付けたことで床がすっきりしました!
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