自転車(ママチャリ)のブレーキワイヤー交換【素人でもできる】

自転車(ママチャリ)のブレーキが壊れました。
ブレーキをかけた際に、ブレーキワイヤーがブチっと切れてしまいました。(次の写真)

20年使っている年代物の自転車で、劣化が進んでいます。
後輪のブレーキもいつ切れてもおかしくない状態でしたので、合わせて交換してみました。

この記事では、自転車の素人が自分でブレーキワイヤーを交換した方法を記載しています。

また、必要な工具、かかった費用なども記載しています

自分で自転車のブレーキワイヤーを交換してみたい、という方の参考になれば幸いです。

目次

必要な工具 / 交換するブレーキワイヤーについて

自転車のブレーキワイヤー交換のために必要な工具および、購入したブレーキワイヤーの紹介です。

必要な工具

使用した工具は「スパナ」「ペンチ」「くいきり」の3つです。

スパナはナットを緩めたり締めたりするために必須です。
先端がナットのサイズに合わせて調整できるものが汎用性があって良いと思います。

ペンチは、ブレーキワイヤーを取り付けた後にワイヤー先端にキャップをかぶせるのですが、そのキャップをつぶして固定するために使用しました。

くいきりについては、ブレーキワイヤーを取り付けた後に、長さを調整するためのワイヤーカットに使用しました。

Q. ペンチやニッパーでブレーキワイヤーをカットできない?
A. ブレーキワイヤーは太く丈夫なのでかなり厳しいです。専用のカッターもあるようですが、私はくいきりを使用しました。

ブレーキワイヤーの購入

ブレーキワイヤーは、前輪用と後輪用で長さが違います。
私が購入したのは、前輪用が長さ65cm、後輪用が長さ165cmのものです。
前輪用が373円、後輪用が335円 でした。
(アマゾンで購入:下にリンクを貼っておきます)

そして、ママチャリ用は次の写真のように先端がダルマ形状になっています。
スポーツタイプの自転車だと違うようですので注意が必要です。

以下が私が使用したブレーキワイヤーです。

前輪のブレーキワイヤー交換

工具と交換ブレーキワイヤーが準備できたら、早速交換作業です。

古いブレーキワイヤーを外す

まずは前輪から。
古いブレーキワイヤーを取り外します。

大まかな構造は次の写真のようになっています。

なお、ブレーキワイヤーの先端に「ワイヤーキャップ」がついている場合はペンチでキャップを取り外してから作業します。

それではブレーキワイヤーを外します。
ナットをスパナで緩めます。

ナットを緩めた状態です。

ブレーキワイヤーを引き抜きます。

ハンドルの方は、ブレーキワイヤー先端のダルマ形状が引っ掛けてあるだけです。

写真のように回転させて引き抜きます。

これで古いブレーキワイヤーが取り外せました。

新しいブレーキワイヤーを取り付け

次に新しいブレーキワイヤーを取り付けます。

ハンドル側から、先端のダルマ形状を引っ掛けるように入れます。

ハンドルに沿ってブレーキワイヤーを這わせて、

取り外したのとは逆に、次の写真のように通します。

ワイヤーを通したら、写真のようにブレーキの両側をおさえた状態にしてワイヤーを引っぱります。
そのままナットをスパナで締めます。

※ブレーキパッド自体が劣化してやばそうですが、説明上はひとまずスルーします(笑)

ブレーキをかけてみて、ひきしろが半分ぐらいであればOKです。

最後にブレーキワイヤー先端にキャップをかぶせておきます。

(ブレーキワイヤーが長すぎるときは、ワイヤーキャップをつける前に適当な長さにくいきりでカットします。)

これで前輪のブレーキワイヤー交換ができました。

後輪のブレーキワイヤー交換

続いて後輪のブレーキワイヤーも交換します。

古いブレーキワイヤーを外す

後輪のブレーキワイヤーは次の写真のように保持されています。

ここで、ブレーキワイヤーの先端に「ワイヤーキャップ」がついている場合はペンチで外しておきます。

ブレーキワイヤーを固定しているナットを緩めます。

これで古いブレーキワイヤーを引き抜くことができました。

新しいブレーキワイヤーを取り付け

新しいブレーキワイヤーをハンドル側から付けていきます。
先端のダルマ形状をハンドルの穴に入れて、ワイヤーを車体に沿って這わせます。

ブレーキワイヤーの固定は、次の写真の①部を引っ張って②のナットをスパナで締めます。

この状態でブレーキのひきしろを確認します。
ひきしろが半分くらいならOKですが、今回は少しひきしろが大きすぎたため、調整してみます。

後輪ブレーキワイヤーの調整
後輪のブレーキワイヤーは張りを調整することができます。
次の写真のアジャストボルトとナットで調整します。

まずナットをスパナで緩めます。
次にアジャストボルトで張りを調整します。

調整できたらナットを締めます。

このようにして、ブレーキのひきしろが半分程度になればOKです。

最後にブレーキワイヤー先端にキャップを取り付けます。

ブレーキワイヤーの長さが長すぎたので、先端をくいきりを使ってカットしました。
(ちなみに当初はラジオペンチで切ろうとしたのですが、ブレーキワイヤーが頑丈でラジオペンチでは切れませんでした。おそらくニッパーでも同様に厳しいと思います。)

先端にキャップを取り付けて、

ペンチで挟んで固定します。

キャップが取り付けられました。
これで後輪の作業が完了です。

完成

今回は自転車(ママチャリ)の前後輪のブレーキワイヤーを交換してみました。

かかった費用:708円(前・後輪ブレーキワイヤー合計)

かかった時間:1時間程度

実際やってみるとそれほど難易度は高くありませんし費用も安いので、ブレーキワイヤーが劣化していたら自力で交換にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、以前自転車のライトを交換したDIYは以下の記事です↓

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