トイレに手すりを設置【DIY】

トイレに手すりを後付け設置 DIYでバリアフリー化

バリアフリー化のため、トイレに手すりを設置しました。

荷重がかかる箇所のため、手すりを固定するねじは壁の中の柱部分に固定するなど配慮をする必要がありますが、そこに気をつければ作業の難易度自体は高くないと思います。

必要な材料・部品は全てホームセンターで購入しました。
費用はだいたい1万円くらい(木材と金具類の値段。ねじ等は除く)でした。

作業内容と費用について記載しています。

目次

構想・部品購入

手すりを設置する位置

手すりは写真の点線の位置に設置します。
水平方向だけでなく、垂直方向の手すりもつけて「L字型」にするのが良いそうです。

実際、トイレのドアを開けて入る際にまず垂直方向の手すりがつかめるので喜ばれました。

水平方向の手すりの床からの高さについては、メーカー等のウェブサイトを参考に床から70cmに設定しました。

木材、部品

手すりの木材、取り付け用金具はホームセンターで購入しました。
全てエクレ(ECLE)というシリーズの製品です。

手すり用木材

手すりの木材は直径32mmの丸棒をホームセンターで購入しました。
「エクレ32」という製品で、手すり専用として売っていました。
今回は専用に加工された製品を使うことでやすり掛けやニスを塗る作業をサボります。
手すり丸棒:約2300円(2m)です。

手すり取付け用ベースプレート

同じ売り場に「手すり取付け用ベースプレート」というものがありましたので、こちらも購入。
この板の上に手すりを取り付けます。
手すり取付け用ベースプレート:約3000円(長さ2m、幅80mm、厚み15mm)です。

取り付け金具

取り付け金具については主に「直径35mm用」と「直径32mm用」の2種類がありますので使う木材に合わせるよう注意が必要です。

<水平方向の手すり用>

手すり取り付け用の金具も、同じエクレというシリーズの製品で「横受エンドブラケット」の左右(EL-708、EL-709)と「Eブラケット横型」(EL-80)を購入しました。

左右のエンドブラケット(EL-708、EL-709):それぞれ約1000円
Eブラケット横型(EL-80):約500円

マツロク エクレ エンドブラケット 32ミリ用 横受エンドブラケット右 EL-708 ブラウン マツロク エクレ エンドブラケット 32ミリ用 横受エンドブラケット左 EL-709 ブラウン

<垂直方向の手すり用>

垂直方向に関しては「Nエンドブラケット」(EL-712)を2個購入しました:約1000円×2個
(単品の写真を撮り忘れましたが以下の製品です)

間柱の位置確認

取り付けにあたって、トイレの壁の間柱の位置を調べます。
柱が入っている箇所はねじでしっかり固定できますが、柱の入っていない箇所は石膏ボードですので、ねじの取り付け強度が確保できません。
今回の手すりような体重のかかる箇所では間柱にねじ固定したいため、センサーを使って柱の位置を調べマスキングテープで印をつけておきます。

組み立て・取り付け

ベースプレートのカット、下穴あけ

まずベースプレートを必要長さにカットします。
切断面にはやすりをかけておきました。

ねじを打つ箇所には下穴をあけておきます。

ベースプレートを壁に取り付け

ベースプレートをトイレの壁にねじ固定します。

間柱が無い部分の処理について(石膏ボード用アンカー)

今回、写真の手前部分については壁の中の柱(間柱)にねじ固定ができますが、奥側については適当な間柱がありませんでした。
石膏ボードに対してねじ固定しても強度が出ません。

そのため、奥側については石膏ボード用の「アンカー」を打ち込んでその上からねじ止めすることで強度を確保することにしました。
※当然ですが、間柱のある場所についてはアンカー不要です

間柱の無い箇所をねじ固定するための石膏ボード用アンカーです。
ホームセンターで約1000円でした。

まず、アンカーを打ち込む位置に印をつけるため、ベースプレートの上から径の細いドリルで穴を開けます。

ベースプレートをいったん外し、アンカーをドライバーでねじ込みます。

この状態でアンカーに対してねじ止めすることで、石膏ボード上からでもねじ固定強度が確保できます。

ベースプレートねじ固定

ベースプレートをねじ固定します。
次の写真のようにトータル12か所をねじ固定しました。
径3.8mm、長さ57mmのねじを使用しました。

次に手すりを取り付けます。

手すり(丸棒)の取り付け

手すり(丸棒)を必要長さにカットします。

手すり(丸棒)の両端にエンドブラケット(EL-708、EL-709)を固定します。

この状態でベースプレートにねじ固定します。

手すりの中央付近には、支えるブラケット(EL-80)をねじ固定します。

これで水平方向の手すり取り付けができました。

垂直バーの取り付け

次の写真のイメージで垂直方向の手すりを取り付けます。

垂直方向の手すりは、間柱に沿って取り付けますので、ベースプレートは不要と考えて直接金具を壁にねじ固定しました。

次の写真のように下側のエンドブラケット(EL-712)をねじ固定します。

手すりの丸棒を差し込んでねじ固定します。

上側のエンドブラケット(EL-712)を差し込みます。

ねじで固定します。

完成

完成です!

掛かった費用は木材が約5000円、金具が約5000円、トータルで1万円程度(ねじや、間柱探しセンサー、電動ノコギリなどの工具は除く)でした。

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