中古で買った我が家、襖(ふすま)の変色が入居当初から気になっていました。
今回ようやく重い腰を上げて襖紙の交換(正確には古い襖紙の上から新しい襖紙を重ねて貼りつけ)にチャレンジしました。
重ね貼りした襖紙にシワが寄ってしまった部分があり完璧にはいかなかったのですが、部屋が明るくなったので良しとします!
私も初めての経験で結果うまくいかないところもありましたが、それも含め記載しましたので、「襖を自分で貼り替えてみたい」という方の参考になれば幸いです。
変色した襖
写真がおそらく当初は白かったであろう襖です。
襖紙は剥がして貼り替えるのではなく、古い襖紙の上から重ね貼りするものがホームセンターに売っていましたのでそれを使います。
上貼りする襖紙
リンテックの「ざ・ふすま紙」
これは切手のように水を使ってのりを戻して貼るタイプです。他に両面テープタイプもあるようです。(2枚入りで千円くらい)
襖紙の上貼り
引手の取り外し
まず、襖の「引手」部分を取り外します。
引手は小さな釘で固定されており、ネットで調べてみると、引手を浮かすようにしてぐりぐりやっていると釘が抜けてくるはずです。が、この引手はプラスチック製で、ぐりぐりやっても釘がびくともせず、さらに力を入れると変形してしまいました。
はい、引手の再利用は諦めます。ペンチを使ってもぎ取りました。
残った釘を、写真の道具で抜きました。
この道具はホームセンターの襖コーナーで200円くらいで売っていたもので、引手をスマートに交換している自分を想像しながら購入したものです。釘はもはやペンチで抜けばよいのですが、これ以外に使い道のなさそうな道具の供養のために使用します。
釘が抜けました。
黒い枠部分の養生
次に、襖の黒い枠の部分をマスキングテープで養生します。これは重ね貼りする襖紙が枠に貼り付くのを防ぐためです。
襖紙の重ね貼り
貼る襖紙を当てて、外周+数センチにカットしました。
裏側が切手のように水で糊を戻すようになっています。台所スポンジを使って水を塗っていきます。
水を裏面に塗った襖紙を敷いておき、襖本体のほうをパタンと倒して貼り付けます。
表に返してみると写真のように襖紙が波打っています。
写真のように結局剥がして浮かしながら貼ります。タオルで上から当てて滑らせながらシワができないように貼っていきます。(・・・なのですが、私の場合はどうしてもシワが残りました。この小さいほうの襖は、糊が乾くとともにシワが伸びて目立たなくなりましたが、大きい方の襖はシワが残りました)
何はともあれ、次の工程です。
写真のようにヘラとカッターを使って枠に沿って襖紙をカットしていきます。
余分な襖紙がカットできました。こちらの小さいほうの襖紙はまずまずきれいに貼れたのではないでしょうか。
次は大きい方の襖です。同様に襖紙を重ね貼りして、タオルでシワを伸ばしていきます。
大きい方の襖は貼り付け範囲も広いため修正が難しく苦戦しました。糊が乾いたら伸びるのでは?という淡い期待がありましたが、次の写真のようにシワが残ってしまいました。
襖紙の重ね貼りまで終了です。
あとは引手を取り付けます。
引手の取り付け
引手は新しいものに交換します。
内径を測ると48mm、ホームセンターでこれに合う引手を探しました。
引手は1個327円、釘は1袋162円で購入。
嵌めてみると、そのままだとギリギリ入らなかったので、カッターで襖側の木を少し削ります。
軽くハンマーでたたいて入れました。
引手に釘を打って固定します。
写真のような謎の金属の棒が物置きにありましたので、これを利用してハンマーで釘を打ちます。(襖専用の金属棒もあり、ホームセンターで300円くらいで売っています)
完成!
完成です!
かなり部屋が明るくなりました。
重ね貼りした襖紙は今回糊を水で戻すタイプを使用しましたが、両面テープのタイプもあるようです。もしかすると、両面テープの方がシワが寄りにくかったりするのかもしれません。
というのも、先日トイレの壁紙の一部を貼り替えたのは両面テープタイプの壁紙で、初めてでも作業が楽だったので。ただし単純に範囲が狭かったので楽だった可能性もあります。
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