我が家は中古で購入し、築20年を越えています。
ドアノブ(ドアハンドル)が古びてきたため、新しいものに交換してみようと思います。
まずはドアハンドル交換についてウェブで検索してみました。
どうやら、何も考えずに気に入ったデザインのハンドルを注文してしまうと、寸法が合わずに取り付けられないようです。
一般的に気を付けるポイントとしては以下です。
・ドア厚み
・バックセット
・フロント部サイズ
今回交換するドアハンドルの寸法を測ってみました。
ドア厚み:35mm 、バックセット:51mm 、フロント部サイズ:100*25mm でした。
メーカーはトステム(現リクシル)です。
まずドアハンドルのみの交換をトライ
現在のドアハンドルです。
デザイン的に何の変哲もなく、一部塗装も剥げてきているので交換したくなりました。
ドアの厚みは35mmでしたので、これに合うドアハンドルを探します。
ここで思ったのですが、ひょっとするとこれはハンドルのみの交換で行けてしまうのでは??
つまり、前に記載した「バックセット」はドア内部の機構が関係しますが、それを回転させるレバーだけ変えることができれば良いわけです。
このように考えて、KAWAJUN T7L-GQ というハンドル部だけの製品をネットで購入しました。写真の製品です。(価格は4752円+送料)
(メーカーが違うのでもしかすると合わないかも、とちょっと思ったのですが何がネックになるのかよくわからなかったため、勢いで注文してしまいました。結果、以下のように問題が発生しました・・)
まず、今のドアハンドルを外します。
ねじ1個で止まっており、このねじを外すことで簡単にレバーが外れます。
ここに、購入した新しいハンドルを差し込めばOK!と思っていたのですが、新しいハンドルが入らない!!
原因は写真のように、差し込む角棒の太さが違っていたためです。
ハンドルだけ購入すればよいという目論見が外れてしまいました・・・
ケース(箱錠)部分も交換トライ
気を取り直して、ハンドルの刺さる箱錠部分も追加購入です:KAWAJUN レバーハンドルLJケースロックR6タイプ(価格は792円+送料)
これは、最初に測った「バックセット51mm」に合っている必要があります。
この箱錠はバックセットがちょうど51mmです。
さて、箱錠部分も交換するために、今ついている箱錠を外します。
写真のねじ2か所を外すと箱錠が取り外せます。
そして、新しい箱錠を差し込めばOK!と思ったのですが、新しい箱錠が差し込めない!!
今度は、箱錠のサイズが違うことが原因です。
新しい箱錠は写真左、現状の箱錠は写真右で、新しい箱錠の方が大きいためにドアに嵌まりません・・・
でもここまで来たら諦めたくない!
箱錠をドアを加工して取り付け
もう一度気を取り直して、新しい箱錠が入るようにドアを加工することにします。
ドアの中の、現状の箱錠が入る部分(プラスチック)をドリルやノミを使って削っていきます。
後戻りできない感がすごくなってきました(笑)
ここまでやって「結局できませんでした」となると、もはや元のドアハンドルにも戻せませんので、背水の陣です。
どうにか箱錠が入るスペースが確保できたので、次に箱錠を固定する土台を作ります。
箱錠をねじ止めするための土台となる木片をドアに固定します。強力な接着剤を使って写真のように木片を固定しました。
ここに箱錠を嵌めてねじ止めをします。
箱錠が取り付けられました!
ハンドル取り付け / 台座部の塗装
ハンドルを取り付けてみます。するとちょっと色に違和感が。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ハンドルが黒に近い色なのに対して、台座がゴールドなので色に若干ミスマッチ感が出てしまいました。
このため、ゴールドの台座を黒色に塗ることにします。
塗装を密着させるため、まず「ミッチャクロン」を塗布し、その上から「高耐久ラッカースプレー」を塗布します。
まずミッチャクロンをスプレーし、乾燥後にラッカー塗装をします(ラッカーは乾燥後2回塗りをしました)。
台座が黒色に塗装できたため、ドアハンドルを再度取りつけます。
これでほぼ完成ですが・・・
加工で荒れた部分をパテで修復 / 完成
もう一点、写真のようにドアのサイド部分が加工しっぱなしの状態で汚いため、ここをパテを使って整えたいと思います。
「ウッドエポキシ」を利用します。
2つの材料を混ぜてパテを作ります。(素手だと有害なので作業時は手袋を使用)
これをドアのサイドにヘラを使って塗りました。少し水をつけると塗りやすかったです。
ちょっと周囲と色が違いますが、普段は見えない箇所なのでこれで良しとします。
今度こそ完成です!
回り道をしてしまいましたが何とか取り付けることができました!
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