卓球のラケットをDIYで自作|シェイクハンドとペンホルダー

卓球のラケットを木材から自作してみました。作ったのはシェイクハンドとペンホルダーの2タイプです。

メインの木材はホームセンターで買ったアカシア集成材1枚(約900円)。これに手持ちの工具を組み合わせて、2本分のブレード(板)を切り出しています。

できあがったラケットは競技用として使えるレベルではありませんが見た目の完成度は高く 笑、家族や友達と遊ぶ程度であれば十分です。

目次

材料と道具

今回使った主な材料と道具は次のとおりです。

  • アカシア集成材(200mm × 600mm × 15mm/877円)
  • グリップ用の木材(今回はギター製作で使った指板材の端材を流用しましたが、集成材の端材でOK)
  • 木工用接着剤(タイトボンド)
  • 卓球用ラバー(表面に貼るゴムシート)とラバー用接着剤
  • トリマー(ベースプレートは自作したものを使用)
  • ジグソー
  • クランプ
  • ノコやすり・紙やすり
  • カッターまたはハサミ(ラバーのカット用)

1. ラケットの型紙をつくる

まずはラケットの形を決めます。webで実際のラケットの形状を調べ、それを紙にトレースして型紙を作りました。

私はCADでトレースしましたが、ラケットの写真を拡大・縮小コピーして実寸の型紙を作る方法で問題ありません。

ラケットの形を紙に写し取る
ラケットの形状を紙にトレース

シェイクハンドとペンホルダーの2種類の型紙を切り出しておきます。

切り出したシェークとペンの型紙
切り出した型紙(左:シェークハンド、右:ペンホルダー)

2. 木材を購入する

型紙でサイズが決まったので、ホームセンターで木材を買いました。
選んだのはアカシア集成材で、サイズは200mm × 600mm × 15mm、価格は877円でした。

板の上に型紙を仮置きして、2本分がきちんと取れることを確認します。

アカシア集成材に型紙を当てて配置確認
型紙を仮置きしたところ

3. トリマーで厚みを調整する

買ってきた木材は厚みが15mmあり、そのままだと厚すぎます。
そこでトリマーを使って、必要な厚さまで削っていきます。

今回の目標はシェークハンドが6mm、ペンホルダーが11mmです。
トリマーのビットを削りたい深さに合わせてセットします。
ただし一度に深く削るとビットに負荷がかかるので、数ミリずつ刃を出して少しずつ削るのがベターです。

トリマービットの深さ調整
削りたい量のトリマービットを出す

なお、ここで使っているトリマーのベースプレートは自作したものです。作り方は別の記事にまとめているので、興味があれば参考にしてください。

ラケットになる範囲をトリマーで少しずつ削り、目標の厚さまで加工していきます。

トリマーで板の厚みを調整
トリマーで厚み調整
トリマー加工後の板
トリマーで削った木材

4. 型紙を貼ってジグソーで切り出す

厚みを整えたら、型紙をのりで木材に貼り付けます。

型紙を木材に貼り付け
型紙をのりで貼り付け

型紙の線に沿って、ジグソーで木材をカットしていきます。

ジグソーで型紙の線に沿って切り出し
ジグソーでカット

5. ペンホルダーを組み立てる

まずはペンホルダーから作っていきます。切り出した状態がこちらです。

粗切りしたペンホルダーのブレード
切り出したペンホルダー

次にグリップ部を作ります。グリップにする木材をブレードに重ね、ペンで直接書き取りました。

グリップの形を木材に写し取る
グリップ部の形状トレース

印をつけた形状にグリップ材をカットします。

グリップ用木材の重ね合わせ
グリップ部に木材を重ねる

グリップ材をタイトボンドでブレードに貼り付けます。木工用の強力な接着剤で、しっかり固定できます。

圧着するためクランプで固定し、そのまま1日置いて乾燥させます。

タイトボンドを塗ってクランプで圧着
タイトボンドを塗布してクランプ固定

接着ができたら、全体をサンドペーパーで仕上げます。

サンドペーパーでペンホルダーを仕上げ
サンドペーパーで仕上げ

これでペンホルダーのブレードが完成です(ラバー貼りは後ほどまとめて行います)。

完成したペンホルダーのブレード
ペンホルダー完成

6. シェイクハンドを組み立てる

続いてシェイクハンドを作ります。

粗切りしたシェークハンドのブレード
切り出したシェイクハンド

グリップ部には、ギターのDIYで購入した指板用の木材がきれいな色をしていたので、その端材を使ってみることにしました。もちろん、最初に買った集成材の端材を使ってもかまいません。

指板材の端材に貼ったグリップ型紙
グリップ部の型紙

グリップ部の型紙を貼り付けて、ジグソーでカットします。

ジグソーでグリップ材を切り出し
ジグソーでカット

グリップ部を2枚切り出しました。ラケットを左右から挟む形になります。

切り出した2枚のグリップ材
切り出したグリップ部

ペンホルダーと同じく、タイトボンドで貼り付けます。

タイトボンドでグリップを接着
タイトボンドで貼り付け

クランプでしっかり固定します。

クランプでしっかり固定
クランプ固定

1日置いて、接着が完了しました。

1日クランプして接着完了
1日置いて接着完了

このままだと角張っていて握りにくいので、まずはノコやすりでグリップを大まかに削っていきます。

ヤスリでグリップを粗削り
ノコやすりでラフ切削

だいたいの形が整ったら、最後は紙やすりで握り心地を確かめながら細かく削って仕上げます。

サンドペーパーでグリップを仕上げ
紙やすりで整える

グリップ部が完成しました。

完成したシェークハンド
シェークハンドが完成

7. 木工部分の完成

これでペンホルダーとシェイクハンド、両方ができあがりました。

完成したシェークとペンの両ブレード
シェイクハンド、ペンホルダーのブレード完成

木工作業はここまでです。ここからは、ラケットとして使えるようにラバーを貼っていきます。

8. ラバーを貼る

ラバー用の専用接着剤をブレードとラバーの両面に塗布します。

ラバー専用接着剤を塗布
ラバー用接着剤を塗布

貼り付けたら、ブレードの形に合わせてラバーの外形をカットします。

ブレードの輪郭に沿ってラバーをカット
ラバーの外形をカット

完成

ラバーを貼って完成です。見た目はかなりそれらしく仕上がりました。

ラバーを貼って完成した自作ラケット
ラバーを貼って完成

グリップも自分の手に合わせて削ったので、握り心地は良好です。

赤と黒のラバーを貼った2本の自作ラケット

実際に使ってみた感想

正直なところ、本物のラケットと比べると反発力・打感ともにいまいちです。ボールのスピードや打った時の気持ちよさはやはり市販品の方が優れていて、適当な木材では太刀打ちできないと感じました。

競技用としては使えませんが、友達や家族と気軽にラリーを楽しむ分には十分使えます。「自分で作ったラケットで打つという体験そのものが面白い」といった観点では、満足度の高い工作になりました。

まとめ

木材費900円ほどと手持ちの工具で、シェークハンドとペンホルダーの卓球ラケットを2本作ることができました。

性能は市販品にかないませんが、トリマーで厚みを出し、ジグソーで切り出し、グリップを削って仕上げるという一連の木工の流れを体験できるDIYです。卓球好きでDIYにも興味があるという稀有な(?)方は挑戦してみてください。

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