塗装
いよいよ塗装です。色はボディトップ:濃い目の青 / ボディ裏面:ブラウン を目指します。
代表的なギターの塗装方法は
・ラッカー塗装(スプレー)
・オイルステイン塗装
ですが、個人的にスプレーをきれいに塗る自信がありません。そこで、いつものDIYでよく使うために勝手がわかっている方法「水性ステイン+水性ニス」で行うことにしました。
塗装準備:下地づくり、との粉
ギター塗装をするために、写真のようにギターを吊り下げられるようにしました。
ヘッドのペグ用の穴を利用して吊っています。
ボディにサンドペーパーをかけて塗装の下地を作ります。#1000くらいまで掛けました。
次に指板にマスキングテープを貼り付けた上で、との粉をボディ全体に塗布しました。
今回の塗装は、ボディサイドでトップの青と裏面のブラウンが切り替わりますので、との粉を塗っていないと色の境界部で塗装がにじんでしまい、きれいに色が切り替わりません。

塗装準備:マスキング
塗装はボディ裏面、およびネック裏側のブラウンから行います。
このため、ボディトップの青く塗りたい部分、指板、裏面の部品が入る凹部にマスキングテープを貼り付けます。



ボディ裏面の塗装
ボディ裏面、およびネックの裏側は写真の水性ステイン「オーク」色を選びました。

刷毛で塗布しました。

乾燥後、マスキングテープを剥がします。
にじみを心配したサイドの色切り替え部も写真のようにきちんと境界が出ていました!


ボディトップの塗装
ボディトップも水性ステイン塗料を使用します。色は「ブルー」に「ブラック」を少し混ぜました。
(端材を使って試し塗りをした結果、青に少しだけ黒を加えることにしました)

刷毛で塗布しました。

シーラー/ニスの塗布
次に、塗装の上からニスを塗る工程です。
今回は念を入れて、ニスの下塗りとして「サンディングシーラー」を使いました。
サンディングシーラーのメーカーページによると、
「肉持ち感 (塗膜の厚み感) がつきにくい水性系ニスで仕上げる際に、下塗りとして使用することで肉持ち感と平滑性をよくします」
ということです。(私は普段のDIYでは使ったことがありませんでした。)
サンディングシーラーを塗布しました。


次にいよいよニスを塗ります。こちらはいつもDIYで使用している水性ウレタンニスです。


ニスは、乾燥→サンドペーパー掛け→ニス塗布→サンドペーパー掛け・・・
を3,4回繰り返しました。サンドペーパーの番手は段々上げていき、最終的には#2000で研磨しました。
コンパウンドによる鏡面仕上げ
今回は更に鏡面光沢仕上げにするため、コンパウンドを使って磨きます。
コンパウンドはクルマ用の#3000 / #7500 / #9800 がセットになっている商品を使いました。付属のスポンジで#3000→#7500→#9800 と番手を上げながら研磨します。


研磨終了、塗装工程が完了しました!
この写真の角度だと光沢感がわかりにくいですが、まずまず鏡面が出せたと思います。

完成に近づいてきました!
次ページ:部品の取り付け → 完成 までです。
コメント
コメント一覧 (4件)
合計いくらほど使いましたか?
正確にはわからなくなってしまいましたが、工具なども含めるとだいたい8万円くらいだったと思います。
(安さを追求すればもっと安くすることも可能です。ピックアップをPRS純正品にしたりしたので高くなりました)
・木材
1.3万円
・工具類(この時点で持っていなかったトリマーなどの電動工具、およびギター作成専用の工具)
約3.9万円
・ギター部品
メモが残っていないのですが、おそらく3~4万円だったかと思います
ピックアップはPRS純正にしたので高くて確か2万円程度でした(記憶があいまいです)。ピックアップは安いものもあります。
コメント失礼します。
私も同じくAimokuさんで木材を探しています。
バックの木材38mmが販売されてないみたいなのですが、主さんは45mm板を購入されてから38mmまで削ってバック材として使用しているのでしょうか?
マホガニーをaimokuさんで厚み調整していただいて購入しました。厚み調整は無料でした。
(マホガニーを28mmに厚み調整、表側はハードメイプルの17mm を貼り合わせて合計45mmにしました)
aimokuさんのホームページの下の方にある「サイズ・グレードについて」
http://aimoku.shop-pro.jp/?mode=f2
の中に「厚みの加工について(無料)」と記載がありましたので、現在も無料でやってくれるようです。